最終話wwwガッチャオワタwwww #12:insight
ガッチャマンクラウズ インサイトがついに最終回を迎えた訳ですが、いやあ面白かった。
久々に、リアルタイムで追いかけたアニメでした。
いや追いかけ始めたのは中盤に差し掛かってからなんですけど。楽しみました。
最終回、Huluで観たらそのまま1期1話に飛ばされ、結局今日一日かけて1期を観直してしまいましたよ。なんという狡猾な罠。
しかもHuluに1期13話 (DC) までありました。チクショウ、全部観てしまった。
もうなんかHuluの回し者みたいになってるけど、クラウズ以外に観る物が無い。
話が逸れましたが、クラウズ楽しかったので以下、1期からの色々な感想など。
1期・2期それぞれの11話に見るGメンバー
今回、2期11話はGメンバー全員ではじめちゃんをフルボッコ、という衝撃的な展開でしたが
1期の11話では、皆がはじめちゃんへの想いを語っていたんですね……激しく対照的。
逆に、初期Gメンバーは1期11話を経ているからこそ、2期11話でははじめちゃんを信じて全力投球できたのかも知れませんね。ええ話や。
でも皆大人になりすぎちゃっているので、そういう意味でも1期を経てないつばさちゃんが加入して 「もう十分です」 って止めに入ってくれる、そういう視点も必要なんじゃないかな、っていうのがインサイトの話なのかも知れません。
はじめちゃんとカッツェの類似性
この二人は、お互いのベクトルが逆を向いているだけでよく似ていますよね。
1期12話で凄い強調されてた。
「ヘイ!ユー!誰にケンカ売っちゃってんのかなぁ~?も~~~~おこだお!」
かたや、いつもニヤニヤしていてマジにならないカッツェ。
「泣いてないっすよ」
かたや、いつもニコニコ笑顔がカワイイはじめちゃん。
どちらも鉄壁の笑顔で、決して本音を見せないという点で共通しているっていうアレですかね。この、最悪の敵ベルク・カッツェとヒーローオブヒーローはじめちゃんの似たもの同士紙一重感、ハラハラしてとても楽しいです。
そして、そんな彼らが力を合わせて、文字通り身を切って望んだ2期最終決戦
ちょっとアツい。
しかも2期では 「おこだお!」 って言いながらちゃんとキレてたカッツェさん。おいしい。
ヒーローって結局何なんすかね~?
個人的に、インサイトで 「ヒーローって何なんすかね」 を蒸し返してきた理由がずっと分かりませんでした。そして話の中で、その答えが提示される事を期待して毎週観ていました。
だって、その話は1期で決着が着いちゃったじゃないですか。
ヒーローってなんか色んな概念があって、みんなが持てる力を持ち寄って何かを成せばみんながヒーローだよ、みたいな。ある意味ではそういう話だったじゃないですか。それを何故、インサイトになって問い直すのかと。
で、結局その問いの理由も、答えも、作中では語られなかったような気がします。
そんな気がするのですが、敢えて言うなら、それを考え続ける事こそが重要だよね って事でしょうか。
答えが出てしまうと、その話はそこで終わりですからね。
なので、あくまで考え続けるために 「やっぱりヒーローって何なんスかね?」 と、持ってきたのかな。それを問い続けるための、つばさちゃんの登場だったのかな。だから、つばさちゃんとはじめちゃんは対になるというか、セットになるのかな。
と思ったり、思わなかったり。
視聴者だからって、最終話で何か良い感じの回答を観てそれで終わり!って訳にはいかないっすよ。今、一番良い事がこれからもずっと良いとは限らないっす。だから、考えるっす!
っていうのがインサイトの話なのかも知れません。
そう思ったら、ようやくインサイトの最終話が腑に落ちた感じがしたりしました。
るいるいの計画通り
「どんな風に使うかは任せるよ。だって、ボクは君じゃないから。
簡単だよ。ボクが今から配るアプリをダウンロードするだけ。
ヤバかったらいつでもやめれば良い」
「ガッチャマンのバトル、超間近で見れちゃうよ!
見るだけじゃない。どうせなら、皆でヒーローになっちゃおうよ!
なんかワクワクしてこない?
何したって良いんだよ!
見付けてよ。君だけのゲームを」
一人になって、立ち止まって、ちゃんと考える事が大事。皆で居るのは心地が良いけど、自分だけの答えを見つける事が大事、そうして見つけた物が皆と違っても良い、皆の考えと君の考えが違っても大丈夫、それは君だけの答えだから。みたいなインサイトの話は、ほとんど1期で累君が言ってた。もう既に言われてた。
全てはるいるいの望んだ世界だった。
るいるいヤバい。
あ、でも 「ゆっくり、立ち止まってじっくり」 っていうのはるいるい言ってなかったな。
そこんとここないだ言い忘れちゃったけど、大事なことなので改めて言うよ!
っていうのがインサイトの話なのかも知れません。
ネットを介した変化って、スピードが早いですからね。
「遊び」 に見る夢、ゲーミフィケーション
立川クラウズ騒動終結後、クラウズを使って超次元野球が始まっていたり
ゲルサドラ騒動の終結後、クラウズとくう様が一緒に野球やったりマイムマイムかごめかごめしたり
1期・2期どちらも最終話で、話がまとまったあと 「みんなで遊ぶ」 というシーンが挿入されたのは印象的でした。何かあるのかな、これは。
なんか中村監督が、遊びという物に対して並々ならぬ期待と夢を持っているように思えてなりません。
はじめちゃんの承認力ヤバい
要所要所ではじめちゃんが 「それで良いんスよ」 って言うのヤバい。
凄く簡単な言葉ですが、イザという時にそれを言うのって実に難しい。
そしてそれを言ってもらえるのって凄く嬉しい。
しかもはじめちゃんはちゃんと話を聞いて理解をしたうえできちんと承認してくれている、っていう安心感があってヤバい。聖女か。むしろ聖母か。そのおっぱいは神聖なヤツか。
鈴木リズム
それで良いのか?!
これで良いのか?!
っていう感じなんですが、どうなんでしょうか。
鈴木君が、何か別のアンチテーゼを持ち出すのを期待していた私としてはやや寂しい最終幕でした。あ、でもあのタイミングで鈴木君がなんか言ったら、思わずそれに賛同しちゃいそうな空気だったんで、彼は何も言うべきではなかったのかも知れません。
ニコニコ動画が私たちにもたらした物
1期を観直していて思ったんですが、やっぱりリアルタイムでコメントが流れるっていう仕組みは、ネットを通じたコミュニケーションに臨場感を与える事で人々の距離感とかをアレしたりした、かなり強烈なイノベーションだったのかなって思うんですが、なんかそこいらへんの論文とかはどこかにありそうなのでいずれ探して読みます。
そんな感じ。
楽しかったです。
ちなみにここまで3回 「っていうのがインサイトの話なのかも知れません」 と書きました。我が意を得たり!第一部完!みたいなドヤ顔で書きあげたあと、あ、やっぱりこういう話かも知れません。っていう感じで何度も書いています。
「俺分かっちゃった!」 ってなるのは気持ちが良いです。色んな視点から観れるアニメ、というのは沢山ありますが、こんなに何度も気持ち良くなれる作品ってあまり無いんじゃないんですかね。快感です。