モカジャバをジャバジャバ

世間の出来事のうちのごく一部について、周回遅れで書くブログです。基本的にはゲームのブログではあります。

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2014年、今年読んだは良いけどあまりおもしろくなかった本 (私選)

去年のメソッドに倣って面白くなかった思い出も書いておきます。
やはり、今年買った本なんかを引っ張り出したり仕舞いこんだりしているとどうしても、面白くなかった本というのが同時に出て来ますからね。

まあ、私の中では、今年のワーストは 「ラブクラフト全集第一巻」 で決まっています。
というのも別にラブクラフト先生が悪い訳ではなく、むしろ好きなので 「そろそろ全集揃えるか」 くらいの気持ちで買って置いてあったんです。
そもそも、全集に収録されている話であれば半分以上は読んでいますし。
今年、ちょっと体調を崩して一週間ほど身動きの取れない時期がありました。
そんな時、何をするかといえばまあ本を読む訳です。丁度読める物が 「ラブクラフト全集第一巻」 しかありませんでした。臥せっている時に、アル中のおっさんのキチガイめいた戯言がヒートアップしていってふんぐるい むぐるうなふしちゃう話を延々と読むというのはですね。どうにもこう。どうなんだよと。

そういう訳で、今年のワーストは 「ラブクラフト全集第一巻」 です。
引き続いて、全集の残りの巻については春までに揃う予定です。

去年の記事はこちら
振り返ってみると去年は12月の15日なんかにこんな記事書いてたんですねえ。
今年は忙しかったな……。

これから挙げる作品を楽しまれた方にはごめんなさい

物凄く今更ですが読みました。
出だしは面白かった。一気に引き込まれました。ただ、最後はどうなんだ。何故、主人公の行動が軍隊の中で許された物なのかが全く分からなかったため一気にテンションが下がり、そのままエンディングを迎えたせいでもうとにかく陳腐でチープな印象しか残りませんでした。
私が何か読み落としているのかと思い、今さっきちょっと最後のほうだけ読み返してみたのですが、やっぱり分からない。
ファミレスでハンバーグなんかのセットとドリンクを頼んで食べてちょっとゆっくりして、それなり満足したものの会計が満足度以上に高かった、みたいな不満感があります。


記憶の果て(上) (講談社文庫)

記憶の果て(上) (講談社文庫)

これもまた今更感の強い作品ですが読みました。
私の中で 「気になっていて割と優先順位高めで読みたいけど何年か放置しているメフィスト賞受賞作家」 というカテゴリーがあります。浦賀和宏もそこいらへんにカテゴライズされた一人で、ようやく読むぞと意気揚々と手を付けたものの駄目でした。
アンチ本格みたいなテーマを主眼に読むと、随所に凝らされた仕掛けは確かに面白い。凝っている。よく出来ている。SF風の小物も面白い。
しかし何が駄目って、青春小説が苦手なんですよね。
奇想ミステリだと思って読んだらゴリゴリの青春小説だったんです。
途中退場した名探偵気取りの少年みたいのが活躍する話のほうが好きなんです。
それに尽きる。

あと、YMOライディーンを演奏する軽音楽部の・ブレードランナーのサントラを楽しみ・感傷的にピアノを弾いちゃう男子高校生って一体どういうメンタリティなんだ。空腹で入った店が、つまみと酒しか無い洒落たダイニングバーだったみたいな戸惑いがあります。

結論:もうちょっと色々読もう

今年はちょっと、牌が少なすぎた気がします。
もう少し読む数が増えれば、面白い本や、面白げに話せるつまらなかった本というのが出てきた筈。