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モカジャバをジャバジャバ

世間の出来事のうちのごく一部について、周回遅れで書くブログです。基本的にはゲームのブログではあります。

記事カテゴリから、ゲームタイトル毎の投稿を絞り込む事ができます。
基本的にはネタバレを気にしていませんので、その辺りが気になる方の閲覧はお勧めいたしかねます。
また、記事内にいい加減なCSSを使用する場合がございますので、パソコン以外からの閲覧もあまり得策とは思えません。

今年読んだけど面白くなかった本 (私選)

日曜の夜、それも年末の。
そんな憂鬱極まりない時間をより陰鬱なものにする記事です。
偶然このブログをご覧になった方が不幸になればいいのに。(とは思ってませんけど)

前回「2013年面白かった本」みたいな記事を書いている最中、私は常にアンチテーゼの気配に脅かされ続けなければならなかった。その根拠の無いネガティブな気運に押されて益々私は2013年の良いところを探す事に熱中し、それをやり遂げたつもりになったがアンチテーゼそれ自体が消滅した訳ではなく、むしろひとつの仕事を送り出した後の隙間がすっかりその事で占められてしまい…

つまり、何というか…面白くなかった本の事も一緒に思い出したから記事にしちゃいますよ。
(冒頭文:なんか収拾がつかなくなった)

前回の記事はこちらです:

今年読んで面白かった本、2冊。感想。 - モカジャバをジャバジャバ今年読んで面白かった本、2冊。感想。

2013年があとすこしで終わる。そんな簡単な事実すら受け入れられない、ちっぽけな人間です。思えばあんまりおもしろい事も無かった気がするし、振り返ってみれば春やら...

これから挙げる作品を楽しまれた方にはごめんなさい

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

幽霊人命救助隊 (文春文庫)

適度に笑える本かと思って買った(ままダンボールに詰め込まれて居たのを引っ越しの際に発掘した)のですが、笑えませんでした。ギャグ部分を登場人物の一人に頼りすぎの感があり、ついでにそのギャグがあまり面白くない。意図的にちりばめられた「死語」は別にいい。何というかおっさん臭い。古くても面白ければ良いんですが、別に面白くない。冬のJRのホームのキヨスクの書籍ラックの匂いがする。
それから、テーマへの切り込み方不足を感じました。
うつ病で自殺しようとしている人を踏み止まらせるにはどうするか!」みたいな部分。
作者なりによく取材なさったうえでよく考えられてはいるのでしょうが、結果、作中で書かれた回答が凡庸かつ模範解答すぎてガッカリしてしまいました。
エロい事を考えると心霊現象が収まるくらいの面白さ説得力が欲しかったです。


よろず占い処 陰陽屋へようこそ (ポプラ文庫ピュアフル)

よろず占い処 陰陽屋へようこそ (ポプラ文庫ピュアフル)

なんか陰陽師ネタとか久しぶりだなーまだ流行ってるのかなと思って、あわよくば「妖怪アパート」みたいなちょっとさわやかな気持ちになれる事を期待して買ったのですが、イマイチ乗りきれずどんよりとした気分になりました。
ラノベなのか児童文学なのかそもそも真面目にオカルトネタに走るつもりがあるのかそうじゃないのかハッキリして欲しかったです…。
ところが、調べてみたらこの” ポプラ文庫ピュアフル ”とかいうのは「主に中・高生と青春小説好きの大人を読者対象としており、児童文学とライトノベル、一般文芸の中間的なポジションの作品がラインナップの中心を占める。*1」レーベルだそうで、そもそも私自身がメインターゲットから思いっきり外れてました。*2
それにしても、子供に読ませるには全体的なセンスがオバサマ臭すぎると思うんです。あとがきで拍車をかけてきます。妖怪アパートにもそういう雰囲気がありましたが、こちらが2~3枚上手です。


ウラミズ (角川ホラー文庫)

ウラミズ (角川ホラー文庫)

なんだかホラーを買いたい気分だった時にちょうどいい位置に置かれていて、ついでに結構プッシュされていたので買ってみたのですが、あんまりホラーではありませんでした。
ホラーというより…三角関係がメインでしょうか。
痴情、もつれ過ぎです。
しかもオチがぶん投げすぎです。
ホラー、怪談、そういうのは途中の「驚かし」ではなく、オチに渾身の力を込めて頂きたいと思うんです。
本作は読後感といいますか、余韻といいますか、とにかく大変鬱屈した気持ちが後を引くという点ではある種の作者の表現力を評価せざるを得ない気がしますが、その力は別の所に使っていただきたかった。
確かに、結末については、一種のあっけなさが必要だと思います。「え?で?最後どうなったの?」というモヤモヤした結末は、怪談の重要なメソッドのうちの一つだと思います。だからって全部ぶち壊して投げればいいかというとそうでは無いんじゃないかな、と。
あえて前二作に揃えて臭いで例えると、体液臭かったです。具体的には申しませんが。

結論:安易な買い物は控えるべき(おみくじ)

こうやって並べてみるとアレですね。
表紙のイラストが可愛いからって釣られて買うのはやめようと思いました。

以前どこかの講義で 「良いところを見つけて褒めるのは難しい。評価をしようとする時に、ボロクソにけなすのは簡単で誰でもできる事だけど」 みたいなお話を伺った際、深く感銘を受け、それじゃあ自分はその困難な事ができる人間になろう、自分はひとつ上を行くのだとか思いもした気がするんですが、まあやっぱり貶すほうが簡単ですよね。

*1:Wikipediaより

*2:中高生ではないし、青春小説は全然好きではありません