モカジャバをジャバジャバ

世間の出来事のうちのごく一部について、周回遅れで書くブログです。基本的にはゲームのブログではあります。

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気が付いたらニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨンが始まってた

私がNinja Slayer (@NJSLYR) | Twitterと出会ってからかれこれ3年……いや、もっとだ。5年、には及ばない。そのくらいの年月が経過しており、ついにアニメ化という事態に際して喜ばなかったといえば嘘になりますが、気が付いたら放映始まってて気が付いたら炎上気味だったらしいじゃないですか。

つまり何だ。
乗り遅れました。


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そもそも、昨今のアニメ事情においてしばしば重視される萌えとかエロといった要素は忍殺には皆無……とまでは言いませんがほぼゼロ。忍殺語の知名度の高まりみたいなものはありますが、さりとて今の御時世でアニメ化したところで流行るかと言えば、市場にウケる要素はほぼゼロ。

そんな作品が、アニメ飽和時代の現世で今期のアニメ市場に対してどんな戦いを仕掛けて行くのかと思って蓋を開けてみたら戦ってねえ
戦いを放棄してる。

公式サイトなどでチラ見せしてしてきたナンシー=サンとかヤモト=サンの、餌っぽいビジュアルを本編で活用する気配が全くない。TRRIGERと聞いて作画方面に興味を持った素人の期待を勢い良く裏切る。ついでに言うと流行りの声優とか出て来ない。

もうハナから戦いを挑む気すら無いというのか。
ヤバい。

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第1話放映後、話題となっていたらしい謎の紙芝居 (人形劇?昔の2D格闘ゲーム) シーンとか実際ヤバい。これぞまさしく欺瞞、あるいは怠慢であると叫ぶ市民の声が耳の奥でこだまするようである。こんなシーンを延々何分も見せつけられると退屈のあまり体感時間が伸びていくばかりだ。伸びきったソバを延々とすすらされるという平安時代の拷問を思い出す。ナムサン。

……とも思ったのですが、意外にこれが 「イヤーッ」 「グワーッ」 と相性が良い。
というよりむしろイヤーッグワーッをアニメとして体現するのであればこれしかないのではないか?という思いすら湧き上がってくる。どうだろうか?

とはいえいくらなんでも、あの紙芝居もどきは無理があるんじゃないか。
と、思考が振り出しに戻りかけたところで、原作における戦闘シーンの描写を見てみる事にしました。やはりいつでも振り返るべきは原典です。


なるほど。

という訳で、私は全てを会得しました。
ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨンは多分アレで良いのだ、と。
ワザマエ!

むしろ今となっては、もし第三話以降でイマドキのアニメ風に惜しみなくリッチな作画の作品が始まったら物足りなさ、というかコレジャナイ感に襲われるだろうという確信すらあります。
確かに、ゴリゴリ動く戦闘シーン、緻密に書き込まれた重酸性雨降りしきるネオサイタマ、ハードなサイバーパンク、ニチョーム・ウォー、そういうのが見たく無いといえば嘘になりますが、でも私の観たい忍殺アニメはそれじゃないな、という思いがあります。

別途キルズとか余湖=センセイ版をアニメ化して、めっちゃ動いて小説版の行間を作画で補完しまくって新キャラも続々出てどんどん死んで、そういう豪華な作品にして欲しい、と、それはそれで思うのです。
ですが、それはそれで別の作品としての希望であって、 「ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン」 では別にそういうのやって欲しいと思わないな、と。

まあ、今になって思います。
正直はじめて観た時はどんな顔をしたら良いのか分かりませんでしたが。


そもそも、1部中心っぽいのにデッドムーン=サンの情報が出てこない時点でこいつはヤバいと思ってたんだぜ。ああそうさ、最初っから分かってた。俺は詳しいんだ。


アニメではじめてニンジャスレイヤーに触れた方へ

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先ほどのツイートは冗談でも何でもなく、ニンジャスレイヤー本編の一節です。
いつもあんなんかと言うとそういう訳でもないのですが、とはいえ作中の戦闘シーンの描写として1ツイート丸々イヤーッグワーッなのは特に珍しい現象でもありません。私が意図的に 「特にヤバい1ツイートを抜き出してきた」 みたいな事もありません。
あんまりじゃないかと思われる方も居られるでしょうが、まあそこは長い話の中の一節ですから、一遍通して読んでみると意外に気にならない物です。とはいえ後から思い出して思い出し笑いをする事もあります。ニンジャスレイヤーって奴はまあ何かそんな感じのやつです。


とはいえ、個人的には 「広く放映している作品なのに『面白くない』ってのは罪じゃないのか」 という思想を持っており、手放しにニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨンを良い!と言う事は憚られますね……。難しいアニメだ。