デビルサバイバー2 (アニメ) 最終回の悪魔合体についての検証
ヤマト 「悪魔合体だ…」
視聴者(私) 「え……ええっ?!」
前回そんな予告を突きつけられ、最終話に向けてスタッフ渾身の”引き”のはずが全くワクワクしないどころか今更の悪魔合体 (ドヤ顔) に対して不安以外を感じることができず「ダメだこりゃ…」 と頭を抱えているうちに一週間が過ぎてしまい、不安と期待どころか不安ばかりのデビサバ2最終話を迎えましたが、何か、予想以上に面白かったです。
何だろう、凄い面白かったです。
で、気になったので調べてみました。
デビサバ2最終話。実際に合体するとどうなるの?
という訳で、アニメ最終話。作中で実行された通りのレシピでルシファー様およびサタン様が[作成可能]か[作成不可]か、調べてみようと思ったんですが、確か三周くらいはプレイしたはずなのになぜかネビロスが解禁されていなかったため邪教の館.exe シュミレータ の力をお借りしました。
※この記事は下に行けば行くほど、ゲームをプレイした事がある人向けの内容になります。
→サタン (堕天使:Lv99)
悪魔合体において重要となるのは種族とレベルです。
種族Aと種族Bを合体させると種族Cの悪魔が出来上がる、というルールがゲーム内ですべて決められており、その決まりのことを合体法則と呼びます。
ここで種族を見て見ましょう。堕天使と鬼神を合体させて堕天使を作り出していますが、これは思いっきり合体法則を無視しています。
合体素材の悪魔の種族と、合体後の悪魔の種族が同じになる事は基本的にはありません。堕天使と何かを合体させて堕天使が出来上がる、という事はないのです。*1
「なーんだアニメ演出でつまりは捏造か」 なんて思うのはまだ早いです。
この合体は、特殊合体です。
特殊合体とはつまり、前述の合体法則を無視した結果をもたらす、特別なルールを持つタイプの合体です。
というか、多分、特殊合体です。
サタン様は確か 「合体の素材となる悪魔が一定以上のレベルであれば作成可能である」 という条件を持っていたはずなので、ヤマトのやり方で作成可能と思われます。
確か…多分…そうだった…はず…なのですが、面倒なので検証はしません。シュミレータでは、ネルガル (魔王:Lv81)×ザオウゴンゲンと表記されていましたが、ネルガルよりネビロスのほうがレベルが高いですからね。多分大丈夫でしょう。アニメ制作スタッフがネルガルとネビロスを間違えたなんて事は無いでしょう多分無いと思いたい。
合体法則について、詳しく知りたい方は恐らく居ないでしょうが、もし気になってしまった方が居られた場合はこの辺をご参照ください。
はい。コレ、特殊合体です。
「そんなんばっかりかよ」とお思いの方も居られるかとは思いますが、ルシファー様もサタン様もゲーム内において文句なしで最強クラスの悪魔なので、仕方ないんです。実際、特殊合体のレシピというのは10個くらいしか存在しません。そのうちの上から2つを持ってきたと思って頂いて問題ないです。
で、この特殊合体はどういうものかというと 「ロキとメタトロンを合体させると絶対ルシファーができるしそれ以外の方法ではルシファーを作れない」 という決まりです。
つまり、これは確実に作成可能です。
余談ですが、メタトロンは確か2週目以降でなければ作れないはずです。
という事は視聴者の間で何度か囁かれていた 「ヒビキ君2周目説」 は事実だったのでしょうか。なんかもうあの性格である以上は2周目でも108週目でもどうでもいいやっていう気はしますけどね?
ヒビキ君が色々合体させていたのを最初から辿ります。
ロキとメタトロンでルシファーが作れる事は分かったので、あとはそこまでの過程を延々とシミュレータで判定していきます。
見事両方共[作成可能]との判定が出ました。
調べる時に、ゾウチョウテンが「この人、見た目からして四天王なんだけどドコ天か分からない」と一度つまづきました。
分かりにくかったかも知れませんが、実はここでは、仲間たちから仲魔をもらって合体させてます。 「みんなの力を一つにまとめるんだ!」 みたいなアレなんですが、実はこれ、仲間はずれが数人居ます。それについては後述。
内訳は ダイチ→じゃあくフロスト、アイリ→ローレライ、イオ→ルーグ、ヒナコ→ベルセルク です。
ゲーム的にはむらさきカガミに物理反射を継承させない合体なんて許せない、とか個人的に思うところはあるのですが、ここはルシファー様作成のための素材と割りきっておきましょう。ゾウチョウテンには、デスバウンドと物理激化継承かな…。
続いてここで出来上がったAとBを混ぜ合わせます。(料理レシピ風に)
→>アリオク (邪神:Lv56)
ジョーさんがアニメで邪神:オーカス/ゲーム最終日で邪神:アバドンというセッティングだったので、このアリオクは邪神つながりでジョーさんの忘れ形見、エア忘れ形見…?とにかく何かそんな物だと思っておきましょう。でないとジョーさんの出番が少なすぎて私、ジプスに討ち入ってしまいそうになります。
まあとにかく、次はこのアリオクと残りの素材をすべて混ぜ合わせます。
最後の手順となりますが、順番を間違えると全然違うものが出来上がってしまうので気をつけましょう。(料理風に)
→ロキ (魔王:Lv58)
無事にロキとメタトロンが出来上がったので、あとはロキ☓メタトロンでルシファーの完成です。
今回も、仲間から仲魔をもらってます。マコトさん→パラスアテナです。
スザクとビャッコは、もともとヒビキ君が持っていた仲魔ですね。
うーん…。この流れで合体して来て、最終形態(ルシファー)に何を継承させるかとなると、物理激化・勝利の雄叫び、常世の祈り・デスバウンド、あとは何だろう…。ビャッコ(デビオク★5)が貫通持ってたはずなので、貫通と、メギドラオンを継承…でしょうか。何か無駄が多いな。
ヒビキ君のビャッコって貫通持ってたっけ?まあいいや!!!
結論
全て実際に(多分)合体可能です。
アニメスタッフ何やってんの。
何か、他にもっと力を入れていただきたい箇所は多々あった気がするのですが、何か謎のヤマトだけ記憶引継ぎ (多分、最後にポラリス謁見の間まで行けたのがヤマトのみだから、ヤマトだけ記憶が引き継がれたんだと思います) と、やたら気合の入った悪魔合体と、悪魔添付で妙にテンションが上がって、満足しちゃった感があって悔しいです。
悪魔添付とは。そして仲間はずれにされた人たちについて。
デビルサバイバー2には 「縁システム」 という奴があります。
こいつはP4でいうところのコミュランクに相当するシステムで、つまり、主人公 (ヒビキ君) とそのキャラクターの仲良し度を5段階評価するという代物です。
この縁システムにおける仲良し度を、ゲーム内では 「ステージ」 と呼ぶのですが、縁がステージ4になると戦闘中、携帯のメールか何かに仲魔を添付してお互い送りあう事ができるようになります。
これが悪魔添付です。
5段階評価のうちの4まで来ている事が条件ですから、この悪魔添付を実行できる相手、つまり最終話でヒビキ君に仲魔を送ってくれた相手はもうかなりヒビキ君と仲良しだったといえるでしょう。
これに該当するメンバーは、イオちゃん、ダイチ、ヒナコ、アイリ、マコトさんの5人です。
こうして並べてみると、アイリといつそんなに仲良くなったっけ…?とか思ってしまいますね。あと、ケイタがヒナコにベルセルクを渡しているので、もしかしたらこの2人の縁も高かったのかも知れません。
さて、仲間はずれになったのは
ジョー、ロナウド、ジュンゴ、オトメ、フミ、ケイタでした。
残念ながらこちらのメンバーは順当…!非常に!残念ながら、オトメさんもフミさんも脱落です!!!
だって作中で全然ヒビキ君と会話してませんもの、そりゃ縁も深まりませんわ。
ジョーさんの事はもう忘れろ。
各キャラの縁ステージについての考察
ここまで無駄にゲームシステムに忠実な脚本だったため、各キャラの縁についてもきちんと考察することができるのじゃないかと思って考えてみたら、大体ピタッと当てはまりました。
やっぱり、そこじゃなくってもうちょっと力を入れるべき部分は他にあったのでは…?とは思いますが、なんだかここまで来るといっそ清々しくさえ思い、愛の形には色々な種類があるのだなとなんとなく感動すらおぼえます。
イオちゃん、ダイチ、ヒナコ、アイリ、マコトさん
→ステージ4以上
・ 最終話で悪魔添付を使用していたため。
アルコル (サダク、または憂う者)
→ステージ5確定
・ アルコルとの縁がステージ5に到達していなければ、ルシファーが合体解禁されないため。
ヤマト
→ステージ3以下
・ 最終戦において説得を試みたが、失敗に終わったため。
・ ヤマトが必ず死亡するロナウドルートか憂う者ルートだった、という可能性について:
→アルコルとヒビキが敵対した描写が無かったので
ヤマトとの縁が4以上かつヒビキが憂う者ルートを選んだ可能性は残る。
ジョー、ロナウド、ジュンゴ、オトメ、フミ、ケイタ
→ステージ3以下かも知れない
・ 最終戦において悪魔添付をして来なかったため。
・ 単純に送って来なかっただけかも知れないが、作中での行動を見るに高ステージとは考えにくい。
大体こんな感じになりそうです。
ヤマトとヒビキ君、あんなに沢山ホモ喋ってたのに縁ステージはアルコル以下!?
などと、驚いたのですが、家のものに話してみたところ 「ヒビキがヤマトの事を理解しようとしているシーンが全然無かったから (縁のステージが上がらなかったん) じゃないか」 との見解を得てなんだか納得しました。
実際、作中で行われた2人の会話といえば 「ヤマトが一方的に指令を下すシーン」 か 「ヒビキ君が一方的に文句を言い立てるシーン」 がほとんどで、しかも元々ヤマトは一方的に指令を下すのが仕事ですからそんなところで二人の仲が深まろうはずもないんですよね。
縁のステージが上がりそうな場面といえば、ヤマトの携帯にヒビキ君の死に顔動画が届いたあたりのやり取りくらいのものじゃないでしょうか。あとは、エレベータの中で、任務外の話を少ししていた…かな…?
まあ、そもそも2人でタコヤキ食ってない以上、2人の縁のステージは低かったと見るべきでしょう。
あとアルコル。
アルコルは逆に、いつの間にそんなにステージ上げたんだと驚きましたが、ゲーム内でも縁のステージがサクサク上がるキャラなので、クッキング★タイムで一気に仲良くなったんだと思います。
要するに、ヒビキ君の本命はアルコルだったんだよ!!!
……という〆で、この記事を終わるのは大変不本意なのですが、まあもう、いいや。いいですよね。
そんな訳でデビルサバイバー2 the Animation、なんやかんやと楽しませていただきました。
ブレイクレコードも楽しみにしています。
ところで、インデックス民事再生法適用って…。
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*1:精霊合体の場合を除く。当然ですが