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モカジャバをジャバジャバ

世間の出来事のうちのごく一部について、周回遅れで書くブログです。基本的にはゲームのブログではあります。

記事カテゴリから、ゲームタイトル毎の投稿を絞り込む事ができます。
基本的にはネタバレを気にしていませんので、その辺りが気になる方の閲覧はお勧めいたしかねます。
また、記事内にいい加減なCSSを使用する場合がございますので、パソコン以外からの閲覧もあまり得策とは思えません。

じゃがいも警察との死闘 - こちら魔物の国、中央銀行総裁室でございます。

最近では、忙しさにかまけて現実逃避をサボッておりました。
久々の、カクヨムで読んでみたらすげえ面白かったんだけどこの面白さを伝える相手が居ないのでとりあえずブログに書いてみた……略して 「カクヨムで読んでみた」 シリーズです。
タイトルは目下模索中です。


一応、最近読んでなかった理由があるにはあるんです。
各ジャンルのランキングのかなり深いところまで読んでしまい、派生して色々と手を付けてはみたものの、途中から面白かった:面白くなかったの比率が後者に寄ってきてしまい、労力と得られる快楽が見合わなくなってきたのです。で、ランキングが入れ替わるくらいまではしばらく別にカクヨム見なくていいかな、と。思っておりました。

今のところ、SFと現代アクションカテゴリでは (1~2ヶ月前のランキングと比べて) 結構作品が入れ替わっているようなので、もう暫く読んでみようかなと思っております。
個人的な感想ですが、現代ドラマカテゴリは良く言えば頓智が効きすぎ、悪く言えば奇を衒いすぎでそんなに楽しい印象がありません。あとホラーはなんかもっと頑張って欲しい。あくまで個人的なアレですが。


こちら魔物の国、中央銀行総裁室でございます。  作者:既読

異世界召喚された女の子がWW2とかリーマンショック回避を目指して頑張る、ビジネス派経済ファンタジー長編。

正直、私自身の経済学に対する知識というのはマクロとミクロの違いもまあ大体……という程度で、最近ようやく会計と経営の勉強を始めてようやく労務費とか財管一致みたいな話に相槌をうつ事ができるようになってきたってなもんです。
そのような腑抜け野郎にも分かりやすく、かつ面白く、内政チートと呼ぶにはおこがましいほど真面目でひたむきに、経済政策を頑張るお話です。

まず最初にやった事が、金本位制から管理通貨制度への移行。中央銀行を設立して目標インフレ率は2%です……とか言うもんだから、これはもう只者じゃあありませんよ。


一応、ヒロインはドイツから来た美才女。で、ヒロインが遣える魔物の国の王、つまり魔王は普段は気丈ながらもたまにポンコツ。更にヒロインを付かず離れず支える良き戦友役として合法ロリのヴァンパイアお嬢様。というような布陣ですが、はっきり言ってそんなんどうでも良いなという雰囲気でひたすら経済の話をします。


振り返ってみると、魔王様とヒロインが巨乳なのかそうでないのかも記憶に無い。多分作中でも描写されてないんじゃないかな?すげえや。
ヴァンパイアお嬢様は脳内で櫻井桃華に自動変換されていたんでそんな感じなんですけど。
あっそうだ、魔王さまが新田美波、ヒロインを誰だ……誰だ……あっ梅木音葉……いやここは素直にアーニャか。そんな感じでイメージしつつ最初から読みなおしてきます。


そうそう、主人公はイケメン (だったような気がする) でダークエルフとエルフのハーフで、色々あって国の偉い人の養子で魔法学校への入学試験のために頑張ってた人です。
そんなイケメン (多分) の主人公とヒロインのはじめてのお出かけ前夜のシーンがコレです。

「なるほど。例えば、魔王城に一般職員用の食堂がありましたが、あそこで昼食を食べたら、一食何モルドくらいかかりますか?」

「セットで500モルドです。魔法学院の食堂はもう少し安くて350モルドから。上級官僚用の食堂は1000モルドくらいのメニューが揃っています」

「ありがとう、エル。明日は一緒に市場を回りましょう」

 クリオはそう言って、嬉しそうに荷造りを始めました。

第6話 初めてのお出かけ

このヒロイン、只者じゃない。
初めてのお出かけという名のガチの市場調査の空気感。
嫌いじゃない。


この作品、何が凄いかっていうとずっと経済の話をしているばかりで日常パートもお色気パートもないのに、妙に盛り上がったりハラハラしたりして面白いというところです。
とはいえ、やはり専門的な内容が続いて難しいので、例えばどっか村の子どもと仲良くなってそこで起こった小さな出来事をモデルとして経済学の説明をしてくれた後でイザ議会!みたいな茶番を、なんかこうもう一段の踏み台を置いて頂けるととても有り難い。
個人的嗜好として、森博嗣より京極夏彦が好きなので。



あと、政治に詳しいお姉さんたちがメインの話なので、悪役令嬢ものに続くいわゆる女性向けな展開を懸念していたのですが、作者のツイッターを拝見したところ飲酒量と射精の話なんかをされていて、ああこれは大丈夫だなと思った次第です。


余談ですが、じゃがいも警察とは。
「中世ヨーロッパ風の異世界で、新大陸由来であるはずのじゃがいもが出て来るっておかしくね」 というような人の事だそうです。存じ上げませんでしたが、一定数居るようです。個人的にはこの作品においては、古典ファンタジーの命題の一つである種族間の文化差や軋轢の歴史などにも触れられており異世界の文化考察等に関しては非常にGOOD。その一方で、意外と魔物の国の皆さんが経済学に詳しい事が気にかかるところもありますが、これまで曲がりなりにも国を運営してきた方々なんでそんなもんでしょう、という理解の範疇です。
なので、vsじゃがいも警察という点に於いては勝ち判定に一票を投じさせて頂きたいです。