MMOの闇は深い - 2014冬アニメの感想 (3)
噂によると 「ログホライズンTRPG」 とやらがあるようですが、どうなんでしょうねアレ。
ルルブはまだ出てないけどリプレイだけ先に発売されているんでしたっけか。
購入した方の感想とか、聞いてみたいですよね。
芝村裕吏先生がPLとか聞いただけで戦慄モンじゃないですか。
少なくとも私は絶対に参加したくありません。その卓。
総評:可もなく不可も無いけど求めすぎても楽しめないとは思う
何故観始めたのかはよく覚えていませんが、一応全部観ました。
展開がダルンダルンな所とか止め絵&中途半端な構図が多いところとか、一部キャラの作画がやたらいい加減 (アイザックさんとか) な気がしたりしたのが引っかかりつつも、割と楽しみました。
あと、クラスティさんの体な。どうなってんだ。
鎧の肩幅がありすぎて、中のボディがどうなっているのか大分疑問でした。
でもガチガチの重鎧+両手斧みたいな装備構成は好きですよ。
私はMMOをそこそこにやっていたりもするので、そういう視点から (MMOで身を持ち崩しかける、というのは少なからず誰もが経験する事でしょう) 見ると割と歯がゆい感じでした。
「ヘイト管理とかしないの?!しろよボンクラ!」
「えっ、スキルのクールタイム管理とか普通やらないの?ていうかクールタイムを起点にスキル構成を組み立てたりとかしないの?どうなの?」
等など。
ただ、MMOをプレイした事のない人や子供などには色んなものが割と魅力的に映るんじゃないかな、と思うと 「MMOのシステムをまるごと引き継いだ異世界で冒険したりしなかったりファンタジー」 というのは、題材の作り方としてうまい気がします。
なんかほら、ゲームシステムっぽい事を言うだけで物事が身近に感じられたり、言ってる事が頭良く見えたりしますしね。知力高い主人公は未だに根強い人気があるかと思いますし。
それに (今の時分でオタクまがいの趣味を持っている大人の皆さんは多分) 子供のころ、ファンタジー世界なんかに憧れたりした事があるんじゃないですかね。異世界にいきなり飛ばされる男子/女子高生モノとか。ワクワクしたじゃありませんか。そういう気持ちを呼び起こすアニメだったと思います。
あと、契約書システム (世界級魔法) とか、色々な物の開発の仕組みとか、そういう設定のふくらませ方は流石にまゆおうの人だなあと思わせる所があったり。
……最終話で出てきた濡羽さんはいわゆる姫プレイの人だと思ったんですけど、そこまでMMOの闇に迫るつもりは無さそうなのが残念です。とても残念です。
.hack、SAO、ログ・ホライズン
MMOを題材とした過去有名ないくつかの作品とはうまく距離を取ってますよね、ログホラ。
作品としての立ち回りが凄い上手いと思います。
ひとつ気になるのは、イマイチこの作品話題になってないっぽい所なんですよね。
売る側はかなり積極的な姿勢を見せているし、まだまだ色々展開していくつもりのようだし、原作も連載中なのですが別に話題にのぼらない、そんなイメージがあります。何なんだろうなこの中途半端な感じは。
明らかに見どころは戦闘以外の部分……のはずが、視聴者に 「戦闘パートまだー?」 と思わせてしまったのが失敗の要因かも知れませんね。少なくとも私は思った。というか終盤のお祭りが割と退屈でした。
等と取止めもなく色々言える感じのアニメでした。