モカジャバをジャバジャバ

世間の出来事のうちのごく一部について、周回遅れで書くブログです。基本的にはゲームのブログではあります。

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基本的にはネタバレを気にしていませんので、その辺りが気になる方の閲覧はお勧めいたしかねます。
また、記事内にいい加減なCSSを使用する場合がございますので、パソコン以外からの閲覧もあまり得策とは思えません。

クリアから一夜を明けて去来したもの。

昨夜ようやく真4をクリアしましたが、一晩明けてみるとなんだか悲しくなってきました。
私がやりたかったゲームはこれではなくて、そして、私のやりたかったゲームが発売されることはもう二度と無いのだろうと思います。

真・女神転生IV

真・女神転生IV

結局、真・女神転生4をどう評価するのか

ゲームとしては、十分面白かったと思うんです。
積んでた時期も長くありましたが、ようやく一周クリアしたところで、まだまだ遊びたいと思っています。

よし、DLC入れて二周目行ってみよう、そうだ二周目の仲魔はお気に入りの悪魔縛りにして、メンバー入れ替え不可、最初に仕込んでからずっと連れて歩いてみようかな、でもスキル入れ替えのために再度合体したら、レベルが初期値に戻ってしまうな…
…とか
そしたら、三周目でニュートラルルートへ行って、そこでチャレンジクエスト制覇とかやってみよう、二周目は合体メインで寄り道は無し!でもマッカ貯めて銀座で豪遊してみたいな…
…とか

色々考えてます。
まだまだ遊んでみたいです。
ストーリーや世界観の全てが明らかになる事は無いとは思いますが、でも他のルートをクリアすればもっと色々な情報が手に入ると思いますし、それを見てみたいとも思ってます。
だから、全てが完璧であったとは言えませんが、十分に完成度の高いゲームだったし、面白かったと思います。楽しめたと思います。
しかし、私がやりたかったゲームは多分、これじゃ無かったんだと感じています。

真4は ”メガテン” としてどうだったのか

私は、メガテンがやりたかったんです。
真3発売から10年の間に 「真4発売はいつだ」 なんて真面目に考えた事は、一度もありませんでした。 「今年こそ真4を」 なんて願った事もありませんでした。私はメガテンの新作という物に対して、何らの情熱をも持ち合わせて居なかったのです。
真4を待っていませんでした。
でも、真4の発売が告知された時は、非常に嬉しく思いました。
そして、10年ぶりにメガテンを買いました。
私は10年ぶりのメガテンがやりたかったんです。

10年の間に、色々なゲームをやりました。
ゲーム業界は、ハードの面や表現技術の面、また流行り廃りの面で様々な進化を遂げました。
だからって、新しいメガテンを作ろうとする必要は無かったのではないでしょうか。

だって、新しいことはもう散々他のゲームがやってくれたじゃないですか。
女神転生を使った新しいゲームなら、女神異聞録を二種類も出したじゃないですか。
そして、ペルソナもデビサバも ”女神異聞録” の肩書を外して、巣立って行ったじゃないですか。
ライドウだってアバチュだってあったじゃないですか。ラストバイブルの携帯版とかSJとか色々あったじゃないですか。一巡周ってリメイク済みの作品がかなりの数にのぼってますよ。もう正直どれがどの順番でいつ発売されたか覚えてませんよ。
こちとら、そんなメガテン亜種のゲームをこの10年の間にプレイしてきたんですよ。

でも、それらは全部、メガテン亜種なんですよ。
だから私はいつものメガテンがやりたかったんです。
真4は、いつものメガテンでは無かったような気がします。

今更になって新しい事に挑戦したり、しなくて良かったのではないか。
闇雲に新たな個性を追加しようとするより、これまでの個性を活かして取り込みつつ、それを発展させる、伸ばしていく、そんなやり方を見せて欲しかった。
心意気は買う…と言えばやかましい感じがしますが、ともかく 「新しい事をやってみよう」 という意気込みは、決して悪いものでは無いと思います。でも、今回に限って言えば、無理にそういう事しなくていいから、とも感じるんです。

思い出補正とか、古参気取りな気分とか、色々あるとは思います。
でもやはり求めていたものとは何かが違う。
今はそう思います。


具体的にじゃあ、どの部分がメガテンらしくないと感じたのか、みたいな話については
後日また気が向いた時にでも。