モカジャバをジャバジャバ

世間の出来事のうちのごく一部について、周回遅れで書くブログです。基本的にはゲームのブログではあります。

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基本的にはネタバレを気にしていませんので、その辺りが気になる方の閲覧はお勧めいたしかねます。
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有頂天家族、最終話に向けたあらすじ。

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アニメ有頂天家族、いよいよ今夜最終回ですね。
矢四郎可愛い。

偶然このブログへたどり着いてくださった方が、今からでもクライマックスを観てくだされば良いなあとふと思ってあらすじを書き始めたのはいいのですが、一週間以上放置してました。結局、酔っ払って続きを書き足し続けたら意味不明になってしまった部分が多々あるのですが、辛抱強くお読みいただければ、今夜最終話だけ観ても大体の話の流れはご理解いただけるかと思います。

そんな訳で、今回の記事は、アニメ有頂天家族のあらすじです。
ネタバレありとか無しとかいう次元ではなく、完全にネタバレです。
あらすじだけ書けばいいものを、ちょっと感想が割り込んでます。

登場人物 (タヌキ) の簡単な説明については以前の記事をご参照ください。


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京都を跋扈する愉快なタヌキ一家のは、偉大なタヌキでした。
ひとたび化ければ古今無双、山そのものに化けて天狗の鼻を明かしてやるほどの実力と機転があり、人柄は純朴で、自由と奔放を矜持とするタヌキたちを束ねる責任感を持ちながらも、何よりいたずら好きで器量が大きい。

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そんな偉大な父タヌキ下鴨総一朗は、家族からはもちろんのこと京都のタヌキすべてからの尊敬を一身に集め、タヌキ界の長としてタヌキたちの暮らしの平穏を守っていたのですが、このお話の前はじまる少し前に死んでしまいました
タヌキ鍋にされて食われてしまったのです。
そんなタヌキ鍋を美味しくいただいたのは金曜倶楽部という秘密結社。
各界の著名人、権力者などの集まりとされる金曜倶楽部では、何故か毎年忘年会にタヌキ鍋を食うというしきたりを持っており、それ故タヌキたちから恐れられています。

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そんな偉大なる父の死後、残された下鴨一家 (四兄弟+母親) を見守ったり見守らなかったりしてきたのが、天狗赤玉先生
かつては偉大な大天狗として名を馳せましたが、今は腰を痛めて空を飛ぶこともできず、美女に入れあげて秘密道具も全部貢いでしまい、貢いだ挙句に相手の女は出ていってしまって最近の楽しみといえば、下鴨兄弟にワガママを言うことだけ。

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そんな赤玉先生の意中の相手が弁天様
元々は一介の可愛い女子高生だった弁天様は、その可愛さからある日赤玉先生に拉致され、それからというもの赤玉先生を師として魔道を極めたと思えば、どういったツテからか金曜倶楽部へ名を連ね、今や京都で天下無敵の魔女として恐れられる存在に。
赤玉先生の秘密道具だった空飛ぶ茶室、奥座敷や、ひとふりすれば暴風も雷雨も思いのままの、風神雷神の扇は今は、かっぱがれて愛ゆえに弁天様の持ち物になっています。

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ある日、タヌキ兄弟がそんな奥座敷を借りに行きます。
タヌキ界には 「祭りの日には空飛ぶ船を出して空から五山の送り火を眺めてどんちゃん騒ぎをする」 という恒例行事があるのですが、下鴨一家はこの日のための船を去年壊されてしまっていたのです。
で、今年は弁天様から奥座敷を借りて参列、となった下鴨一家ですが、今年の奥座敷も撃墜されます

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借り物なのに。
ちなみに画像左上にうっすら見えるのが奥座敷、右下の大きな帆船が他の家の船です。
ご覧くださいこの見事なスケール差。この回は、花火と夜空と送り火が綺麗でした。

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そんな奥座敷を撃ち落とした張本人が夷川 (えびすがわ) 一家
同じタヌキなのですが、こちらは下鴨総一朗の弟、早雲が夷川家に婿入りして当主を務めている、いわゆる下鴨家の分家のような一族です。
父親の夷川早雲から息子の金閣&銀閣に至るまで、全員下鴨家に敵対してきます。いじわる役です。

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そんな夷川 (えびすがわ) 一家の当主にして、下鴨タヌキ兄弟の叔父、夷川早雲は、タヌキ界の頭領である「偽右衛門」を決める選挙に立候補しています。下鴨総一朗亡きあと当主の座をめぐって…といった感じですね。

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そんな偽右衛門選挙には、下鴨家から長男、矢一郎も出馬しています。
というか、ちゃらんぽらんなタヌキ界のこと、わざわざ面倒な偽右衛門選挙なんて役職に名乗りを上げるのは早雲矢一郎の2人っきりですので一騎打ちです。

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そんな一騎打ちを控えたある日、それぞれ各応援勢力 (当然全員タヌキです) への挨拶回りなどに忙しく過ごす中、金閣銀閣兄弟が 「僕たちには秘策がある。下鴨矢一郎は絶対に選挙で負ける」 などと (銭湯で入浴中の下鴨兄弟の前にあらわれて) 言ってきます。

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そんな金閣銀閣兄弟の秘策とは、下鴨一族に関するある秘密を暴露すること。
その恐るべき秘密とは、下鴨兄弟の父、総一朗の死の原因は、次男である矢二郎にある。というものでした。
矢一郎と矢三郎が、矢二郎 () のところへ行ってその旨を問い質すと、本人もそれを認めます。
矢二郎が蛙の姿になって井戸の底へ引きこもっていたのは、父を死なせてしまった罪悪感からでした。

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井戸の底の矢二郎は、一番最後に父に会ったのは自分だと言います。
二人で酒を飲んでさんざん酔っぱらった末に、矢二郎は総一朗に言われて偽叡山電車に化け、総一朗を乗せて街中を走り回り、その後は別の用事があるという総一朗と別れ、それが最後に見た父の姿だった、とか。
俺が、酔った父上を置き去りにしたりしなければ」 と、矢二郎は今も後悔しています。

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ちなみになんで二人で酒を飲んでいたかというと、矢三郎の許嫁に矢二郎が惚れてしまい、それで 「もうどうにもならないから家を出たい」 と父に相談するためだったそうな。
何だよこれ、ほのぼの日常アニメじゃなかったのかよ。
とんでもない事になったじゃないか。
一体誰を責めればいいのだ。(アニメ7話~8話あたりでここのエピソードです)

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さてそんな矢二郎の惚れた相手にして、矢三郎の許嫁の夷川海星ちゃん。ことごとく下鴨一家にいじわるを続ける夷川一家の最後の良心です。ツンデレです。ちなみに、下鴨総一朗の死後、夷川家から一方的に、許嫁の約束は取り消されています。
結局、矢二郎の問題は何一つ解決しないままで偽右衛門選挙の日がやってきてしまい、海星ちゃんが夷川家の妨害に対する警告をこっそり伝えてくれますが、それも虚しく、長男・三男・四男・母親は夷川家に捕まってしまいます。次男はまあ井戸の中の蛙なのでスルーされます。

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そんな海星ちゃんは、今まで一度も矢三郎の前に姿を表しませんでした。
ずっと、タンスの中とか、橋の下の暗がりとかに隠れてました。

海星ちゃんは、重大な事実を知っていたのです。
総一朗は矢二郎と酒を飲んだあと、早雲とまた別の席を設けていました。
早雲と総一朗は若い頃、兄弟でありながら同じ女性 (タヌキ) を好きになってしまったそうな。それから、総一朗は恋に、そして政治にとすべてにおいて成功を収めていったのですが、兄弟の仲は悪化していったとか。弟、早雲は 「そろそろ仲直りしよう」 と持ちかける…と、見せかけて兄、総一朗を罠にかけ、金曜倶楽部に引き渡しました。

海星ちゃんの父であり、総一朗の弟、早雲が、総一朗を殺害した黒幕だったのです。
矢二郎冤罪!矢二郎冤罪!
でも (総一朗から見た) 実の弟が黒幕って!!!
この畳み掛けるような展開。
久米田康治先生がキャラデザに抜擢されたのも頷けます。

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このままでは、兄弟たちも父同様鍋の具にされてしまう。
あと偽右衛門選挙、欠席したら失格扱いになっちゃう。
早雲め、母タヌキをどうするつもりだ。
 …みたいなのが、11話までのあらすじでした。

12話 (前回) から、下鴨一家による反撃がはじまっております。
次回13話、最終回で大団円に落ち着くと思われますので、最後だけでも興味を持って観る人が増えて、ついでに有頂天家族が流行ったら私がなんだか嬉しいです。今のところネット上では 「うーん、良いんだけど別に…そんなに騒ぐほどじゃないしはじめの2~3話で切った」 みたいな評判が多いような気がしますが、やっぱりもうちょっと評価されてもいいと思うんですよ。

アニメを視聴なさっていた方々におきましては 「どうしてあれについて書いて無いんだ!」 などとご不満もあるでしょうが、それはほら…各自ご視聴ください、みたいな。

非常に無残な文章になってしまいましたが、このままでは最終回がはじまってしまいそうなので、後ほど加筆修正します。 (9/29 朝)